スタービーチ吉村の気になるニュース - 2008/06/27

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2008年06月27日(Fri)▲ページの先頭へ
草津の湯”枯れる!?隣の嬬恋村で「エコ発電」再燃
“草津の湯”枯れる!?隣の嬬恋村で「エコ発電」再燃

 日本一の名湯、草津温泉(群馬県草津町)が「枯渇」の危機にさらされている。
隣接する日本一のキャベツ産地、嬬恋村が草津温泉と同じ白根山系の地下源泉を大量に掘り起こす
「地熱発電」を、強力に推進しているのだ。草津温泉の湧出量や泉質に甚大な影響が出る可能性が大きく、
草津町では町一丸となって猛反発している。「草津の湯」を吸い尽くしかねない「エコ発電」をめぐり、
一大抗争が勃発しそうな気配だ。

 「嬬恋村長はわれわれにオフィシャルに打診したというが、説明は一切受けていない」。
こう怒りをあらわにするのは、福田信夫・草津町副町長だ。
 町側の説明によると、地熱発電とは地下数千メートルから300度近い熱水を大量にくみ上げ、
蒸気でタービンを回す。クリーンエネルギーというが、地中で濾過されずに一気にくみ上げた熱水は
フッ素やヒ素、硫化水素などの有毒物質を含んだままの危険性もある。
福田氏は「温泉に負荷をかけてまで行うものではないし、法的手段を講じてでも絶対に阻止する」と一歩も譲らない。

 福田氏によれば、嬬恋村は昨年4月、初当選の熊川栄・嬬恋村長が公約に掲げた「村地域新エネルギービジョン」
を策定。草津温泉の主要源泉から3.5キロしか離れていない白根山麓の村境一帯での地熱発電所計画を明らかにした。
 熊川村長は村議会でも「CO2削減に向け、この地域で何ができるか考えたとき、マグマエネルギーを使うのが
最重要課題」と、温泉熱に恵まれたクリーン発電を訴えている。
 しかし、福田副町長は「1キロワットあたりの発電原価は、水力や火力の倍の約16円で非効率的。
発電所建設による村の活性化といっても、潤うのは地域のデベロッパーだけだ。それより、草津温泉が
存亡の危機になれば、温泉によって職を得る多くの嬬恋村民にとっても大打撃」と対立する。

(以下略)

 渦中の熊川村長は夕刊フジの取材に対し、「ノーコメントだ。こちらの言い分は一切書いてもらわなくて結構」
と回答を拒否した。